特徴

解放の鍵は身体(細胞)の中にある(精神分析療法との相違点)

細胞の記憶メソッドの目的とするところは前述のとおり、葛藤パターンを止め、その原因となる細胞に刻まれた記憶に到達し、解放することにあります。

  では、従来の精神分析との何が相違しているのでしょうか?

  細胞の記憶(Mémoire Cellulaire)では、私達の意識の構成は、表層から分析的思考領域、感情的領域、体感領域、そしてその更に深い部分に身体(細胞)領域があるとされています。

従来の精神分析では主に、分析的思考および感情領域における受容と理解が行われます。

細胞の記憶メソッドでは、更に深層にあると思われる体感領域、最終的に身体の奥深く、細胞領域での記憶の受容と解放を行います。

  細胞の記憶メソッドでは、分析的思考による理解に留まらず、体感を介して身体〔細胞〕の領域でのみ、記憶を解放できると考えられています。

身体の全感覚を澄まし、許すことによって、細胞の奥にあるかすかな声は、更なる大きな声として再生され、表現させてあげることができるのです。この過程は、細胞の記憶メソッドの最終ステップと考えられているLa Descente dans le corps〔身体内への沈下〕で行われます。

現実的、具体的、立証可能な物事の重視

既存の精神分析や心理カウンセリングに比べ、細胞の記憶という漠然とした概念を抱える点で、患者さんにおいて疑問を抱かれる方も珍しくありません。実際のカウンセリングは常に、現実的、具体的、立証可能な事象を下に進んでいきます。

細胞の記憶は実際の現実に表現されてこそ、意味を持ってきます。具体性は生体年表(la Grille de Vie、後述)により、より明らかにされカウンセリングに用いられます。

つまり、目に見えないつかみどころのない記憶でなく、人生に実際に現実化した物事に根ざしていくことに強調をおいています。